
バランス型人間を目指そう!!
2008年3月10日 顧問:小寺 次夫
私は以前シャープに勤めていました。
私が入社したころ、社名は早川電機でした。当時と比べ、最近は随分と有名な会社になりました。当事、知名度は低く、パイオニアやビクターですら雲の上、松下に至っては異次元の会社でした。
「シャープ」という社名は電卓の海外ブランドからとった名前です。アメリカでシャープの電卓が良く売れて、知名度が向上し、社名にした経緯があります。
私が入社したころ、社名は早川電機でした。当時と比べ、最近は随分と有名な会社になりました。当事、知名度は低く、パイオニアやビクターですら雲の上、松下に至っては異次元の会社でした。
「シャープ」という社名は電卓の海外ブランドからとった名前です。アメリカでシャープの電卓が良く売れて、知名度が向上し、社名にした経緯があります。
「どうしてシャープは大企業と肩を並べるまで成長できたのか?」を人材の観点から考えると、そこには現在起きている企業の盛衰のヒントが見えてくるような気がします。
何故、こんな話を切り出したかと言うと、私が関心を持っている事が「人材育成」だからです。シャープに限らず、これからの企業の発展も低迷も人材育成に掛かっているのは決して過言ではなく、技術者の発想にありがちな「素晴らしい技術と良い製品さえあれば・・・」だけでは企業は発展しないと考えているからです。
何故、こんな話を切り出したかと言うと、私が関心を持っている事が「人材育成」だからです。シャープに限らず、これからの企業の発展も低迷も人材育成に掛かっているのは決して過言ではなく、技術者の発想にありがちな「素晴らしい技術と良い製品さえあれば・・・」だけでは企業は発展しないと考えているからです。
さて、人材に話を絞りましょう。
まず初めに、会社員には大きく分けて三つのタイプがあると、私は考えています。
一つは仕事人間と呼ばれる「ワークホリック」。あくまでも私の推測ですが、ワークホリックは意外と多く、サラリーマンの2〜3割、または会社によってはそれ以上を占めていると考えています。
仕事さえ与えておけば本人はハッピーなようですが、時々とてつもない失敗をするのがこのタイプ。時には会社に大損害を与えることもあります。それは自分のやり方が好きだから、自分のやり方が気に入ると徹底してしまい、人の助言が耳に入らなくなるようです。
まず初めに、会社員には大きく分けて三つのタイプがあると、私は考えています。
一つは仕事人間と呼ばれる「ワークホリック」。あくまでも私の推測ですが、ワークホリックは意外と多く、サラリーマンの2〜3割、または会社によってはそれ以上を占めていると考えています。
仕事さえ与えておけば本人はハッピーなようですが、時々とてつもない失敗をするのがこのタイプ。時には会社に大損害を与えることもあります。それは自分のやり方が好きだから、自分のやり方が気に入ると徹底してしまい、人の助言が耳に入らなくなるようです。
残念ながら日本のシステムでは一番出世して立場(権限)を得てしまうのがこのタイプ。今も世の中の変化に対応できず、危ない立場に陥っている会社が珍しくないのが物語っているように・・・。立ち上がりは早いけど、墜落するのも早い。私の経験ですが・・・。
ならば、『ワークホリック人間を正しいワークホリック人間にしたらどうか?』という素朴な疑問もあると思いますが、実は私もやってみました・・・しかし、一生懸命教育しても、成功した確率は一割以下と思っています。悲しい経験がたくさんあります。
ならば、『ワークホリック人間を正しいワークホリック人間にしたらどうか?』という素朴な疑問もあると思いますが、実は私もやってみました・・・しかし、一生懸命教育しても、成功した確率は一割以下と思っています。悲しい経験がたくさんあります。
次のタイプはファミリー人間。実は組織人として一番問題なのがこのファミリー人間。慣習を重んじ、前例の無いことは行わず、既存の組織を重視する。ファミリー人間同士は変にまとまってしまう可能性があり、この人間をいかに減らすかが会社の存亡に関わることだと私は思っていました。
このタイプは思ったほど多くなく、約2割、またはそれ以下。シャープに入社してからずっと部下の育成を心がけてきましたが、「このタイプの育成が一番難かった」というのが40年の結論です。
ファミリー人間を仕事人間にすることはできませんし、仕事人間をファミリー人間にすることもできないのではないでしょうか。つまり人間性が根幹にあるようです。
このタイプは思ったほど多くなく、約2割、またはそれ以下。シャープに入社してからずっと部下の育成を心がけてきましたが、「このタイプの育成が一番難かった」というのが40年の結論です。
ファミリー人間を仕事人間にすることはできませんし、仕事人間をファミリー人間にすることもできないのではないでしょうか。つまり人間性が根幹にあるようです。
3番目はバランス型人間。「人生、家庭、プライベートなどと仕事のバランスを図ろう」と考えている、ごく普通の人。このタイプは約5割と思いますが、実際に上手くバランスできている人はその一割程度だと思います。
つまり、正しいバランス点まで到達できず、悩みを抱えている人がほとんど。多くはバランス型の予備軍と言えるでしょう。
つまり、正しいバランス点まで到達できず、悩みを抱えている人がほとんど。多くはバランス型の予備軍と言えるでしょう。
良いバランス型人間になるのは難しいようです。
ヘリコプターで例えると、ホバリングの状態みたいなもの。空中で静止している状態は技術が必要だしエネルギーもたくさん使います。直進で飛んでいる時には滅多に落ちないけれど。このようにバランスをとっている時は少しの風の影響でも受けやすくなり、時には墜落することもあるでしょう。優しそうに見えるけど、バランスをとるって事は、実は一番難しいと思います。
しかし、人材育成の観点から見れば、一番多い「バランス型人間」を「バランスをどうやって取るか」の適切な教育をして、良いバランス型人間になって貰うことの成功率は高いし、一番意義があると私は、今は考えています。正しく指導すれば、育成できる確率は5割以上あるかもしれません。
ヘリコプターで例えると、ホバリングの状態みたいなもの。空中で静止している状態は技術が必要だしエネルギーもたくさん使います。直進で飛んでいる時には滅多に落ちないけれど。このようにバランスをとっている時は少しの風の影響でも受けやすくなり、時には墜落することもあるでしょう。優しそうに見えるけど、バランスをとるって事は、実は一番難しいと思います。
しかし、人材育成の観点から見れば、一番多い「バランス型人間」を「バランスをどうやって取るか」の適切な教育をして、良いバランス型人間になって貰うことの成功率は高いし、一番意義があると私は、今は考えています。正しく指導すれば、育成できる確率は5割以上あるかもしれません。
先ほども述べたように、バランス人間は出世しにくい会社が多いのではないでしょうか。
つまり日本の多くの会社はバランス型人間を育てられない環境にあるかもしれません。製品を見ても日本はワークホリックが権限を持つためか、従来の成功例の特徴を強めた製品や作品が多く見受けられます。企業の低迷も然り。バランス人間が組織をまとめれば、それを防げると思いますが、残念ながら権限をなかなか持てないようです。
つまり日本の多くの会社はバランス型人間を育てられない環境にあるかもしれません。製品を見ても日本はワークホリックが権限を持つためか、従来の成功例の特徴を強めた製品や作品が多く見受けられます。企業の低迷も然り。バランス人間が組織をまとめれば、それを防げると思いますが、残念ながら権限をなかなか持てないようです。
昔、10分の1だったシャープの株価が、今では著名大電機メーカーと肩を並べています。当時を良く知っている者として信じられません。
シャープは経営層にバランス型人間が結構続いていたように思えます。それが会社成長の理由かもしれません。すなわちシャープの成長は、バランス型経営者のお陰だったのかもしれないと考えています。決してワークホリック人間ではできない成長経路がシャープにあったように、私は感じています。
シャープは経営層にバランス型人間が結構続いていたように思えます。それが会社成長の理由かもしれません。すなわちシャープの成長は、バランス型経営者のお陰だったのかもしれないと考えています。決してワークホリック人間ではできない成長経路がシャープにあったように、私は感じています。
企業で一番大切なのはバランス感覚。私は顧問として、トーテックでバランスの取れた社会人育成に貢献したいと願っています。





